私はヴァンパイア
九夜 飢え
「っ…」

喉に違和感を感じ目が覚めると、まだ治りきって無い傷に負担をかけない様にゆっくり起き上がった

ここは?

屋敷か、

「…はっ……つっ…」

喉が焼ける様に熱い

クソ

飢えか

つっ…

「な⁈」

何となく目をやったベッドの端に、椅子に座りベッドに顏を伏せ寝ている龍が居た

「…ん……」

あ、起こしてしまったらしい

「おい、そこでなにしてる」

「…ローズ?…」

龍は眠そうな目をこすった




< 35 / 60 >

この作品をシェア

pagetop