私はヴァンパイア
どれ位ああして居たのだろう

「みうがお前の事を心配して居たぞ」

と、みうを呼びに行った

身体にはまだ龍の体温が感じられる

龍の血を飲むまで、激痛を発して居た傷に巻いて有る包帯を腕だけ外してみる

「治ってる」

傷跡1つ残って居なかった

他も外したが傷跡1つ残っていない

だが問題は今も激痛を放つ右脇腹、

恐る恐る包帯を外す

傷は消えて居た

が、

痛みを発する所に手を当てギョッとする

「まさか…あの時の……」

そう、わき腹に刀を刺された時、うろ覚えだがその刀を傷口ギリギリで素手で折った覚えが有る

しくったぜ

思い出しても笑える出来事だ






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