私はヴァンパイア
「ローズの従兄、ミナミ・アルテミスだ」

クエッションマークを浮かべるみうに零が紹介する

「へー、従兄さん、だからか体格とかすごい似てますよね」

そうか?

でも、まあ

「こいつと似てても嬉しく無いぞ」

「ひどーい」

ひどく無い、事実だ

それより

「みう、腕を出せ」

みうの腕には生々しい傷が残って居た

零はミナミと龍をソファーに座らせ、スイーツを出して居た

「すまなかったな」

傷の包帯を取る

「大丈夫」

傷に手をかざし、少し妖力を込める

すると、手と腕の間が微かに青白く光る

「治った」

これ位の傷なら直ぐだ

みうは信じられないと言う顔で、傷が有った所を触った



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