私はヴァンパイア
「生きてる…」
少し気をつければ聞こえる
規則正しいリズムで脈打つ……
鼓動が
「ウソだろ」
龍はとっさに女の首で脈を測った
他もだ
皆生きてる
出血で貧血になってるし、怪我をしてる人も居るけど…
360度見回すと、忘れていたミナミが目に留まる
「おいおい、大丈夫かよ」
仲の悪い龍でも、流石に心配らしい
ミナミは相変わらず青い顔で口元を抑えてうずくまって居る
「気持ち悪い」
今にも消え入りそうだ…
まったく…
仕方ないなぁ
「ほら、こんな状況で体調が優れないのは困る」
左の手首を爪で切ってミナミに差し出す
「うぅ…ごめん」
ミナミは申し訳なさそうに私の血を飲んだ
少し気をつければ聞こえる
規則正しいリズムで脈打つ……
鼓動が
「ウソだろ」
龍はとっさに女の首で脈を測った
他もだ
皆生きてる
出血で貧血になってるし、怪我をしてる人も居るけど…
360度見回すと、忘れていたミナミが目に留まる
「おいおい、大丈夫かよ」
仲の悪い龍でも、流石に心配らしい
ミナミは相変わらず青い顔で口元を抑えてうずくまって居る
「気持ち悪い」
今にも消え入りそうだ…
まったく…
仕方ないなぁ
「ほら、こんな状況で体調が優れないのは困る」
左の手首を爪で切ってミナミに差し出す
「うぅ…ごめん」
ミナミは申し訳なさそうに私の血を飲んだ