私はヴァンパイア
零が私の首めがけて小刀を横にふる

ガッ

「零!私だ!」

首ギリギリで受け取る

「あ…ローズ様……」

カラン

小刀が床に落ちる

「申し訳ありません」

手の傷は直ぐに塞がる

「いい」

零は微かに震え、血まみれだった

談話室にはたくさんのヴァンパイアが倒れて居る

ガクンッ

「「零!」」

体制を崩した零を支える

「問題ありません…」

こんな所に長時間居ればこんな事は普通だが…

「零、足が…」

零の異変に気づいたのは、ミナミだった

「零…」

傷は深く、多分神経までイッてるだろな

零は居た方がこちらとしては有利だろう…

傷を治そうと傷に手をかざす

ガッ

「ローズ様!私などに構わずナイト様のもとへ!」

腕を零に掴まれる






< 58 / 60 >

この作品をシェア

pagetop