淡く儚い月に見守られ
『淡く儚い月に見守られ』
その後二人の結婚を聞きつけた病棟の看護師たちがひそかに準備をし、二人の結婚式を病院で執り行おうと画策していた。
二人の事務所の社長である岩崎に連絡し計画を伝えると、岩崎が杏奈の両親に連絡し計画を伝え東京に呼び出すこととなった。
病院内で結婚式を挙げてもらえると聞いて驚いた杏奈の両親が船や電車を乗り継ぎ東京駅に向かうと、そこには岩崎が上条夫妻を出迎えていた。
「ようこそ来ていただきましたお父さん、お母さん」
「いえとんでもない、娘の晴れの日ですから当然ですよ」
岩崎はこの期に及んで不安の言葉を口にする。
「でもほんとに良いんでしょうか、お嬢さんの戸籍に傷をつける事になってしまいます」
「これで良いんです、しかたないですよ娘の決めた事ですから。それより社長さん、今回は本当にありがとうございます。私達の旅費だけでなくホテルまで用意して頂いて」
「いえお気になさらないでください」
その翌日、直樹達は遥翔の病室を見舞った。
「こんにちは、どうですか具合は」
この時の遥翔は突然の思いもかけない人物の訪問に驚いてしまった。
二人の事務所の社長である岩崎に連絡し計画を伝えると、岩崎が杏奈の両親に連絡し計画を伝え東京に呼び出すこととなった。
病院内で結婚式を挙げてもらえると聞いて驚いた杏奈の両親が船や電車を乗り継ぎ東京駅に向かうと、そこには岩崎が上条夫妻を出迎えていた。
「ようこそ来ていただきましたお父さん、お母さん」
「いえとんでもない、娘の晴れの日ですから当然ですよ」
岩崎はこの期に及んで不安の言葉を口にする。
「でもほんとに良いんでしょうか、お嬢さんの戸籍に傷をつける事になってしまいます」
「これで良いんです、しかたないですよ娘の決めた事ですから。それより社長さん、今回は本当にありがとうございます。私達の旅費だけでなくホテルまで用意して頂いて」
「いえお気になさらないでください」
その翌日、直樹達は遥翔の病室を見舞った。
「こんにちは、どうですか具合は」
この時の遥翔は突然の思いもかけない人物の訪問に驚いてしまった。