君と私、私と君
「恭介、おはー」



と、私は両手を恭介に差し出す。



私の謎の行動。



葵ちゃんの頭の上に"?"マークが浮かぶ。



葵ちゃんとは裏腹に、恭介は両手を出して私を立ち上がらせた。



「ありがとっ、幼馴染みさん」



目の前にいる恭介。



ちょっと見上げなきゃならない身長差。



「そこは恭介だろ」
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