君と私、私と君
私と葵ちゃんは顔を見合わせ、微笑んだ。



恭介には[秘密]だよね。



まるで、そう言っているかのように。



恭介が隣にくると、再び歩きだす。



もちろん、バッグは持たせたままで。



私は恭介とも腕を絡める。



恭介は少し驚いたけど、すぐに元通りになった。



恭介、私、葵ちゃん。



この3人はいつも一緒。
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