君と私、私と君
恭介の顔を見ると、真っ赤。



ありゃ、女慣れしてないんだった。



葵ちゃんの顔を見ると、しまったというような顔。



口が一の字になっている。



あはは、ピュアだねぇ。



私はえい、と葵ちゃんを恭介の隣に押した。



「はい、腕を組んでー」



強引に腕を絡ませる。



(ちょ、愛月!緊張するよぉ・・・)
< 39 / 58 >

この作品をシェア

pagetop