君と私、私と君
何でさっきトクンって鳴ったんだろ。



不思議だな。



「・・・ねぇ?」



1つの影がこっちに来る。



キュッ



上靴の音、それとふわっと柔軟剤の香りがした。



「ねぇ、聞いてる?」



低い声と一緒に整った顔が降りてきた。



う、わ。
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