再会〜どうして?〜

私はその日のほとんどの時間、祐太郎の隣を歩いた。
意識してたんだろうなー。


それは皆がいて、男ばっかだったからかもしれない。
2人でのデートだったらまた違ったかもしれないけど、
レオくんが私を待つことはなく、歩調を合わせてくれることはなかった。
祐太郎とゆっくり2人の後ろを歩くのが楽だった。

それもあって、もともと肉食系男子が苦手というか、好きではなかった私は、
レオくんは違うなとその日に思ったのだった。

それからは、とりあえず早く帰りたかった。

もしくは早くレオくんに帰って欲しかった。


今考えると、とても子どもだったと思う。
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