再会〜どうして?〜
それ以降は愛ちゃんはしぶしぶのようだが何も聞いてこなくなった。
私たちは帰社し、それぞれの仕事に取り掛かった。
しかし私の方はとても仕事の能率がいいとは言える事態ではなかった。
気になって仕方がない。
かといって私からメールを送るのも…
ということもあるが、
私には確信があった。
レオくんは絶対向こうからメールをしてくるだろうと。
とはいえ、
相手はお客様。
今日の訪問のお礼メールはしなくてはならない。
どうしよう。
もう、なるようになるよね!
とりあえず、失礼のないように、
御礼メールを送らなきゃ。
そう思い、
当たり障りのない御礼メールを
レオくんの社用のメールアドレスに送った。