危険な男友達
「まぁ付き合うってなると今までと少し変わることもあるかもしれねーけど、今まで通り俺かお前んちで飲んだり飯食いに行ったりやることは変わんねーよ」
…そっか変わんないのか
じゃあしのと付き合っても何の問題もないのかな?
う~ん
答えを決めかねているあたしにしのは
「この話し断る理由なんてもうないよな。じゃあ付き合うってことで決まりな。」
「えっちょっと待ってよ」
「待ったはなし。もう俺が決めたことだから」
と腕を組んであたしにそういうしの。
しのは基本あたしのわがままに文句を言いながらも付き合ってくれるが、こうと決めたら譲らない頑固な所がある。
それを知っているあたしは反論しても無駄だと悟って黙る。