危険な男友達

まだ腑に落ちない顔をするあたしにしのは「まだなんかあるのかよ」と言ってあたしを見る。



「…えっと、もしあたしとしのが付き合っちゃったら何かこれまでの関係…っていうのかな？そういうの変わっちゃったりしないのかなって…」



あたしは今までのしのとの絶妙なこの距離感が結構好きなんだ。
しのはあたしの唯一気が置けない男友達だし、もし付き合って変な感じになっちゃうなんて絶対嫌だっ！



「俺らは大丈夫だろ」