sweet memory
衣服を確認しながら洗濯機に入れていた花菜。
奏大のシャツを手に取った時に、あることに気付いた。
「これ……キスマーク……」
そう、奏大のYシャツに口紅でキスマークが付いていたのだ。
花菜は思わず持っていたYシャツを離してしまった。
そして、何とも言えない脱力感に教われたのであった。
花菜は泣くのを堪えながら、Yシャツに付いている口紅を必死に落とし、洗濯を続けたのであった。