sweet memory
奏大のYシャツにキスマークが付いているのを見つけたあの日から一週間ちょっ経過した。
あの日以来、ちょくちょくYシャツにキスマークを付けて帰ってくることが多くなっていた。
花菜に元気がない事に誰もが気付いていたが、なかなか聞けないでいた。
心配かけまいと、精一杯無理して笑う花菜に誰もが心配していた。
そして、淳平のお迎えを校門で待っている花菜に、更に試練が待ち構えていた。
誰かが校門に立つ花菜を見付けて近付いてきた。