sweet memory





「やっぱり紹介されているだけあって美味しいね」

「そうだね。……あっ…」

「どうしたの?」








駅から出てきた人の中に誰かを見つけたようで、花菜は戸惑っていた。
相手の人物も花菜に気付いたようで、ニヤリと笑うと花菜に近付いてきた。








「あら、誰かと思えば、こんな所で会うだなんて奇遇ね」

「……」








そう、2人の目の前に現れたのは、野上麻衣だった。
花菜はまた何を言われるのだろうと、身構えていた。




< 147 / 324 >

この作品をシェア

pagetop