sweet memory




『私は心の奥底に隠した記憶だから、お姉ちゃんが記憶を取り戻した今、お姉ちゃんが目を覚ましたときには消えちゃうの』




そっか…。
今までごめんね。
私が弱かったから、貴女をずっと閉じ込めていたんだよね…。


でも、もう大丈夫。
貴女のお陰で私は強くなれた。
今ならちゃんと奏くんの事を信じられる。
ありがとう。




『奏くんと幸せになってね。私はいつもお姉ちゃんの心の中で応援しているから』




うん。
ありがとう。
必ず幸せになるからね。



< 191 / 324 >

この作品をシェア

pagetop