sweet memory
「あかねはどうするんだ?」
「律もいるって言うし、創くんも残るんでしょ?なら、私もいるわ」
「そうか…」
「花菜~、私達待ってるからいってらっしゃい」
「うん。いってきます」
そう言うと、今度こそ花菜は淳平の父親と一緒に病室を出ていった。
それから花菜は色々な検査を行った。
一週間以上も寝たきりだったということで、検査をしなければいけないとの事だった。
花菜は文句も言わずに検査を受け続けた。
検査が終わり、病室に戻れたのは、本当に夕方頃であった。