sweet memory






「花菜…緊張してる?」

「あかねちゃーん…。どうじよう~」

「ほら、泣かないの。せっかくお化粧してあげたのに、台無しよ?」

「う、うん…」





花菜はあかねに涙を拭き取ってもらっていた。
すると、何の前触れもなく、ドアが開いた。








「なんだ、兄貴かよ」

「あぁ?悪かったな、俺で」

「創、相手の方は?」

「なんだ、親父とお袋まで来たのか」







そういうと、創はネクタイを緩めた。






< 25 / 324 >

この作品をシェア

pagetop