sweet memory







「お待たせいたしました。只今より、西條コーポレーションの副社長である次男の奏大の婚約発表を行いたいと思います」








奏大の父親である、大樹の司会によって婚約発表が始まり、奏大と花菜はステージ上に上がった。
勿論、奏大は花菜の腰に腕を回した状態のままであった。








「息子の奏大です。隣にいる女性が、婚約者である雨宮花菜さん。彼女は雨宮流のご長女で、現在は聖和高校に通う1年生です。…奏大」

「あぁ…」








奏大は大樹からマイクを受け取ると、花菜のことを見た。
そして、花菜に微笑むと、奏大は話始めた。




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