sweet memory
「ねぇ、奏くん。近くにいる?」
「あぁ…」
「ちょっと見てほしいんだけど…」
「…どうした?入るぞ?」
そういうと、奏大は試着室のカーテンを少し開け、試着室の中に入った。
すると恥ずかしいのか、水着を試着した花菜が俯いていた。
「花菜?」
「奏くん…。へ、変じゃないかな?」
「…いや……良いんじゃないか?似合っている」
「本当に?」
「あぁ。…ただ…ビキニだと…あれだな」
「?」
「露出が高くて、そのまま出歩かせられないな」
「えっ?」
まさかの奏大の言葉に花菜は驚いていた。
その後も何か考えている様子の奏大。
しばらくすると、考えが纏まったのか、口を開いた。