sweet memory
「まぁでも、上に何か羽織ればいけるか」
「奏くん?」
「花菜はその水着で良いのか?」
「うん…」
「なら、その水着を買って帰るか。外で待っているから、早く着替えてこいよ」
そう言うと奏大は花菜のおでこにキスをして試着室を出ていった。
残された花菜はというと、顔が暑くなるのを感じながらも、急いで着替えた。
着替えが終わり、急いで試着室を出ると、そこに奏大の姿はなかった。
花菜は辺りをキョロキョロと見回していると、奏大が何処からか現れた。