sweet memory
「奏くん、何処に行っていたの?」
「色々見て回っていた」
そう言う奏大の手には、何やら商品を持っているようであった。
それに気付いた花菜は、奏大に尋ねた。
「それは何?」
「あぁ、花菜が水着の上に羽織るパーカーと俺の水着」
「パーカー?」
「あぁ…。花菜の水着はそれでいいのか?」
「うん」
「なら会計してこよう」
奏大は花菜から水着を預かり、会計を済ませた。
「奏くん、ありがとう」
「あぁ…」
それから2人は、旅行に必要な物を買って帰った。
着々と旅行の準備が終わり、花菜は旅行の日が待ち遠しくなっていた。