sweet memory

「さて、花菜。そろそろいこうか」

「うんっ!」








奏大と花菜は旅行鞄を持つと、家を出た。
この後、婚姻届を提出して、2人で沖縄へ旅行に行く予定になっているのだ。
車のトランクに荷物を積むと、急いで市役所に向かった。









市役所に着くと、2人は人目を気にせずに手を繋ぎ、そのまま中へ入って行った。








「おめでとうございます。確かにお預かりしました。」







職員は婚姻届を事務的に受け取ると、あっという間に入籍が完了してしまった。




< 281 / 324 >

この作品をシェア

pagetop