sweet memory
「今はまだ自分でもよくわからないんだ。ちゃんと答えが出たら自分で話すから待っていてほしい」
「りっくん…」
「花菜、待てるよな?」
花菜は奏大から話し掛けられて、迷わず律の目を見て答えた。
「りっくんが何に悩んでいるのかはわからないけれど、答えが見つかったら教えてくれるんでしょ?」
「あぁ」
「じゃぁ、その時まで待ってるし、私は何も聞かないよ」
「ありがとう、花菜。……あかねとは大違いだ」
「律?聞こえてるわよ?」
「さぁ、なんのことかな」
「まぁ!ムカつくわね〜!」
それからも5人は色々な会話を楽しんでいた。