sweet memory
その日の夜。
奏大と花菜は自分達の家に帰ってきていた。
「創くんもあかねちゃんも幸せそうだったね」
「あぁ…」
「次は私達の番だね」
「あぁ…」
「早く6月にならないかなぁ~…」
「すぐなるさ。これから準備が大変だぞ?」
「奏くんも手伝ってくれるんでしょ?」
「当たり前だ」
「ありがとう。でも、無理しちゃダメだからね?」
「わかってる」
「そう?それならいいけど…」
花菜は奏大に抱きしめられたまま、奏大に寄りかかっていた。