sweet memory
5分後。
創はあかねと一緒に応接室に戻ってきた。
「待たせたな」
「んじゃぁ、帰りますか!」
「…花菜」
「なぁに?りっくん」
花菜が振り向くと、律に抱き締められた。
それを見て、眉間に皺を寄せている奏大。
創や淳平は笑いそうになるのを堪えていた。
「ちょっと充電…」
「ふふっ。また月曜日に学校でね」
「あぁ…」
「明日、頑張ってね」
「…まぁ、最善は尽くすけとな」
そう言うと、花菜は奏大達と一緒に車に乗った。