sweet memory
それから家事全般を行っていると、奏大が起きてきた。
「奏大さん、おはようございます」
「あぁ」
「今、朝食とコーヒーを用意しますね」
「…助かる」
花菜は奏大の為に朝食の準備に取り掛かった。
それから2人は朝食を済ませ、出掛ける準備を始めた。
いざ、奏大と2人で出掛けるとなると、何を着たら良いのか迷い、自分の部屋にかれこれ30分も籠っている花菜。
すると、遠慮がちにノック音が聞こえてきた。