sweet memory
「さて、もう全て見て回ったし、そろそろ帰るか?」
「はい。…あっ!」
「どうした?」
「奏大さん。ちょっとだけお土産屋さんを見に行っても良いですか?」
「あぁ」
そう言うとお土産を見て回った。
「奏大さんはお土産買わないんですか?」
「あぁ」
「創くんや安藤さんに買ったら良いのに…」
「……」
「あっ!じゃぁ、私が2人にお土産を買ったら渡してくれます?」
「…あぁ」
「何にしようかなぁ~…」
花菜は楽しそうに見て回っていた。
買い物かごを奏大が持ち、花菜はお土産を選んではかごの中に入れていった。
次々に入れられていくお土産に、奏大は花菜に疑問をぶつけた。