sweet memory
*嵐の前の静けさ
月曜日の朝。
時刻は6時である。
花菜は奏大の携帯の着信で目が覚めた。
「ん…。奏大さん、電話鳴ってますよ」
「ほっとけばいい」
「でも…」
「そのうち鳴り止む」
「でも…」
奏大はそう言うと、また眠ってしまった。
人の携帯に勝手に出ることは出来ないため、花菜もそのままにするしかなかった。
それから何事もなかったかのように、花菜は家事をこなしていた。
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*嵐の前の静けさ