ジャンクブック
最終回
■最終回
瞼が落ちていく。
これがもしドラマだったとしたら、視聴率は過去最低値を示すだろう。ハッピーエンドには程遠い、けれど絶望とも言い難い。青空は抜けるようだ。刃物の突き立てられた腹部が赤黒く染まっている。
世界がゆっくりと沈み込む、感覚。きっとエンドロールは流れないから、誰かがうたってくれると良いな。
《BBS小説リレーより》