夢の橋
「未音、私あんたのこと大嫌い」
その言葉は隣になってすぐ言われた。
なんなんだよそれ…
「な、なにいきなり、冗談だよね」
笑いながら言う私。それと引き換えにとても意地悪な顔をしている美緒。
「そーゆートコホント嫌い。キモいんだけど。」
「キモくてごめんー。でもそれが私未音なんだぁー、」
「あのさ、私、竜希と付き合ってるから」
えっ、、、。私の頭の中は真っ白になった。
それだけですめばいいのに泣いていた。
そんな私を見て美緒は
「うわぁ大丈夫?先生ー未音お腹いたいんだってー。私保健室連れていきます」
私は美緒に引っ張られ教室をでた。
するとまた意地悪な顔にかわった
「ホントキモくて泣き虫なコ」
「なに?それだけ?」
私も強気だった。
「未音はさぁ竜希のこと好きでしょ」
ずばっときた。
「す、好きだよ。でも、美緒には関係ないから。」
「ふっ。ウケんだけど。」
と、言い残し教室へ帰ってしまった美緒
取り残された私は仕方なく保健室へ