道なき恋
昨日の夜にメールをして
時間と待ち合わせ場所を決めて置いた。

時間は仕事が何時に終わるか分からないけど、
多分6時30分に終わると思うと言う事だったので、取り敢えずは、7時に駅前で待ち合わせをした。

朝起きてすぐにカーテンを開け外の様子を見た。

この目で天気が見たかったのだ。
TVで天気予報を見れば済むが実際に見ておきたかった。

「良かった! 晴れてる。」

私は、仕事の事など全く考えてなんていなかった。

それもそのはずだ。
今日は約束の‘飲み会’なのだから
しかも女性と2人で、

仕事に行く準備をして家を浮かれ気分で出て行く。

いつものなら、アクビの1つや2つしながら面倒臭そうに、向かうのに、今日は鼻歌交じりって気分で会社の車庫に向かう。

今日は土曜日なので、午後の早い時間帯には、仕事が終わるはず…だ…

予想を遥かに上回り14時には終わった。

家に一旦戻って、着替えてから、待ち合わせ場所に行こうと考えてた。

しかし約束の時間迄5時間もある。

なので少し昼寝をしようと目を閉じた
もちろん目覚ましをセットして

5時30分に家を出て、自転車で彼女との待ち合わせ場所に行く

まだ少し早い気がしたので、途中でご飯を食べてから行こうと考え
どこにするかウロウロしていた。

結局はみつからなかったので、
コンビニのおにぎりを2個買って、コンビニの前で食べた。

自転車に乗りまた走り出し携帯の時刻を確認した。
6時15分ぐらいだ。

駅に行く途中に彼女が働いている場所があるのに気付いた。

ふっと思ったのだが、なら仕事場の近くにいてメールが来たら迎えに行けば良いんじゃ無いかと。

6時30分を過ぎた……
しかしまだメールは来ない。
少し不安になりながも終わるのをひたすら待った。
< 10 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop