道なき恋
駅前に着いたのが、7時25分だ。

「何処に行く?」

っと聞くので

「明日は休みだよね?」

って聞き返した。

「うん、休みだよ……」

何か淋しいく感じられるので、

「どうしたの?」

と聞いてみた。

少し小さいな声で

「今日はそんなに遅くなれないんだ」

私も少し小さい声で

「そうなんだ……」

何かを察したのか

「ごめんね。」

璃子に寂しい思いさせない為に

「大丈夫だよ。

じゃあ、この前の店に行く?」

って元気良く聞いてみた。

「うん、行く」

って頷いてくれた。

2〜3時間ぐらい居ただろうか、
良く覚えていないが、かなり楽しかったのは、覚えている。

「ごめんね…今日は旦那が家に居るからあまり遅くなれないんだ。」

帰るのが嫌なのかと感じるぐらいテンションが低い。

旦那と不仲なのは、璃子の話で知っていたが、そんなに仲が悪いとは思わなかった。

歩き出して直ぐに

「ねぇ〜 今日は送ってはくれないの?」

って聞いてきたので、微笑みながら

「喜んで、送るよ」

と返した。

ふっと思いついたのだが、

「ねぇ! 今度デートしない?

土曜日に休み合わせてデートしない?」

と聞いた。

「え? ……休み取れるかな?」

少し困った表情で答えた。

「りっちゃんに休みを合わせるから、聞いてみてよ。」

と笑いながら話してると

「あ! もう着いちゃった…

楽しい時間って…

あっと言う間だ…」

と少し悲しそうに璃子が言った。

「ねぇ! あの公園行かない?」

と続けた。

「え? うん。

良いけど時間は大丈夫なの?」

と答えようとしたが

もう璃子は公園へと歩き出してた。

「あ! ちょっと待ってよ」

私は璃子を追いかけた。

璃子が振り向きもしてないのに、
にやけてる気がした。

あの日と同じベンチに、

2人で座っていると、

璃子が突然私にKissをしてきた。
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