道なき恋

何を?

話そうか迷っていたら、

「お待ちどう様でした。

和風キノコパスタです。」

と声がして、

璃子の前に置かれた。

続いて

「たらこパスタです。」

と私の前に置いてくれた。

食べようと

フォークを取ろうとしたら、

「こちらキノコピザです。」

とデーブルの中心に置かれた。

「いただきます。」

璃子と私が同時に言った。

キノコはどうするのか

気になってチラっと

見たら大きなキノコは皿の端に

小さなキノコは食べていた。

「ピザ貰ってもいい?」

と聞いて来たので、

「え?うん、良いよ。」

大きいキノコを取り除き

なるべく乗ってないのを選んで渡した。

璃子が微笑んで、

「ありがとう、気を使ってくれて。」

「ねぇねぇ。

その中の大きなキノコを

ピザの上に乗っけても良いかな?

と璃子のパスタを指した。」

「え!なんで?」

っと驚かれると思ったのだが、

「え!良いの?

ありがとう。

優しいね」

そういいながら

ピザの上に乗せてくれた

1時間ぐらいは

いただろうか

もう。

4時近かった。

そろそろ仕事に

戻らなきゃいけない事を

告げて席を立った。
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