道なき恋
5時50分
仕事に行こうと、
ソファから腰を上げると同時に、
璃子を見た。
淋しそうな感じで
コーヒーを飲んでいる
玄関まで行こうとすると
リュックサックを抱きかかえ、
後から付いてくる。
リュックサックを受け取り、
ドアノブに手をかけようとすると
「昨日は来てくれて、ありがとう…」
哀しく微笑みながら言う。
璃子を強めに抱き締めKissをした。
「こちらこそ、いつもありがとう」
そしてまたKissをした。
「行って来ますね」
ドアを開けて外に出ると、
ドアを半分だけ開けて上半身だけ
外に出している状態で
唇の動きだけでこう伝えてくる。
「いってらっしゃい 気をつけてね」
スクーターに乗りながら、
チラッと見ると手を振っている。
私も手を振ってから走り出す。
しばらくするとメールが届く
、内容はこうだ。
「昨日は来てくれて、ありがとうね。
逢えて嬉しかったよ〜
やっぱり一緒は良いよね
無事に着いてね。
転ばないようにね。
また後でね
お寝坊さんはもう一度寝ますわ」
この、転ばないでねは、
付き合って間もない頃に
自転車で転んで
後頭部を5〜6針縫う怪我をしたからである。
それ以来メールには決まって
最後には書いてある。
仕事場迄は、
約30分ぐらいで、
着いたら必ずメールをする。
「無事に着きましたよ〜
こちらこそ。
何時も何時もありがとうね。
逢えて嬉しいのは同じだよ。
おにぎりとサンドイッチをありがとう。
ぢゃ また後でね。」
メールの内容は毎回変えているつもりだ
あまり代わり映えはしない。
こうして1日は始まる
仕事に行こうと、
ソファから腰を上げると同時に、
璃子を見た。
淋しそうな感じで
コーヒーを飲んでいる
玄関まで行こうとすると
リュックサックを抱きかかえ、
後から付いてくる。
リュックサックを受け取り、
ドアノブに手をかけようとすると
「昨日は来てくれて、ありがとう…」
哀しく微笑みながら言う。
璃子を強めに抱き締めKissをした。
「こちらこそ、いつもありがとう」
そしてまたKissをした。
「行って来ますね」
ドアを開けて外に出ると、
ドアを半分だけ開けて上半身だけ
外に出している状態で
唇の動きだけでこう伝えてくる。
「いってらっしゃい 気をつけてね」
スクーターに乗りながら、
チラッと見ると手を振っている。
私も手を振ってから走り出す。
しばらくするとメールが届く
、内容はこうだ。
「昨日は来てくれて、ありがとうね。
逢えて嬉しかったよ〜
やっぱり一緒は良いよね
無事に着いてね。
転ばないようにね。
また後でね
お寝坊さんはもう一度寝ますわ」
この、転ばないでねは、
付き合って間もない頃に
自転車で転んで
後頭部を5〜6針縫う怪我をしたからである。
それ以来メールには決まって
最後には書いてある。
仕事場迄は、
約30分ぐらいで、
着いたら必ずメールをする。
「無事に着きましたよ〜
こちらこそ。
何時も何時もありがとうね。
逢えて嬉しいのは同じだよ。
おにぎりとサンドイッチをありがとう。
ぢゃ また後でね。」
メールの内容は毎回変えているつもりだ
あまり代わり映えはしない。
こうして1日は始まる