道なき恋
「じゃぁ〜 そろそろ行こうか?」

もうマックに入って30分は立っていた。

「え! もう?」

もう?って?

「結構いるよね。もう30分はいるよ。」

もうを強調した。

「まだ30分しか、いないよね。

まぁ、良いか?」

腑に落ちない気もするが…まぁ良いか。

「じゃぁ〜吉祥寺に行こ。」

嬉しいそうに言ってくれた。

「あ! 待って、リュックが邪魔だから

コインロッカーに入れて行くね。」

行く気を折ったみたいだ。

「吉祥寺は庭なんでしょ?

あまり行ったりしないから、

全然分からないよ。」

と話をそらしたら。

「任せてよ!

吉祥寺は何度も行ってるから

庭みたいなもんですわ。」

えらく自信があるのかな?

バス停で話しながら待っていた。

バスに乗り込み吉祥寺を目指した。

その間も、いろいろと璃子自身の話をしてくれた。

こんなに嬉しそうにしてくれているって

思ったら

抱きしめてKissをしたくなったが…

バスの中なので妄想で我慢した。

まだお腹は空いてなかったので

先に公園に行った。

公園にはいろんな人がいる。

フリーマーケットや

楽器の演奏していたり

似顔絵書いていたり

本当にいろんな人がいる。

「ここって動物園もあるんだよ!」

知らなかった。

「そうなんだ…何がいるの?」

「さぁ?」

行った事あるみたいな言い方してたが?


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