道なき恋

「あ！

その前にオッシュマンズに

行きたいな。」

璃子に手を引かれて

連れて行かれた。

「オッシュマンズは、

大好きなお店なんだ。」

お店の中に入ると、

繋いでいた手を離して

1人で夢中になって見て回っていた。

私も少し見ていたが…

良く分からないのでイスに座って

待っていた。

しばらくすると、

璃子が私を捜しに来た。

イスに座っている私を見つけて

「あ！まーくん！発見！」

と言いながら、

後ろから抱き付いて来た。

「ごめんね…わたし1人で夢中になって

まーくんも一緒に見よ」

と言って手を繋ぎ

店内を2人で見て回った。

リュックや服や靴下を2人で見て

いろいろな感想を話し合って

些細なことで笑い合った。

オッシュマンズを後にして、

小さな雑貨屋さんや生地専門店など

いろいろ見て回っりLOFTへと向かった。

東急百貨店を右手して

信号が変わるのを待っていると

コンビニを見つけたので、

「コンビニ寄って良いかな？」

と尋ねると

「わたしもノドがかわいたから

寄りたい」

と言ってくれたので

コンビニに寄った。

私は缶ビールを取り

璃子はコーヒーを手に取った。

プッシッ！

缶ビールを開けて、一気に飲み干した。

カッリ！カッリ！

璃子はフタを回すタイプの缶コーヒーのフタを回す

ゆっくりとゴクッと一口飲んだ。

また、フタを閉めて

こぼれても良いように、

ビニール袋にいれてから、

リュックの中にしまった。