カリスマ性ゼロな引き篭もり吸血鬼ちゃんと絶倫男子な自称お兄ちゃん(マスター)
しばらく…というか、ストーカー並みの執拗且つ粘着気質で一時間近く棺桶の扉をノックしていたお兄ちゃんだが、出てきてくれないとようやく理解したらしく、トボトボと地下室の階段を上がっていく。
お兄ちゃんが去ったのを確認して。
「……」
少女は静かに棺桶の扉を開いた。
同時に彼女に歩み寄ってくる仔狼。
少女が唯一気を許している使い魔だった。
彼女は仔狼を抱き上げ、棺桶の中に入れる。
お兄ちゃんが去ったのを確認して。
「……」
少女は静かに棺桶の扉を開いた。
同時に彼女に歩み寄ってくる仔狼。
少女が唯一気を許している使い魔だった。
彼女は仔狼を抱き上げ、棺桶の中に入れる。