カリスマ性ゼロな引き篭もり吸血鬼ちゃんと絶倫男子な自称お兄ちゃん(マスター)
「ねぇ、たまには外にお出かけしようよマイシスター」

食べてくれないと分かったのか、お兄ちゃんは別方面からの少女の説得に入る。

「貴族の舞踏会にでも行ってみようか?可愛い女の子いっぱいいるよ?生娘も多いしさ、血ぃ吸い放題だよ?」

それは少女の為ではなくお前が楽しみたいだけじゃないのか。

自分が楽しければそれでいいお兄ちゃん。

無論フルフルと首を横に振って断る少女。

「何で?蝙蝠に変身して飛んでいけば、すぐ行けるよ?」

「…私…高所恐怖症だから…」

蝙蝠に変身出来るのに高いとこ苦手なのかよ。

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