社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「……」
(…褒められた)
いつもならここが気になる、とかもうワンポイント、とか色々手直しさせられるのに…。
『想像してごらん』
あの言葉から、みるみるうちにイメージが湧いて一気に出来上がった図面。
それは妖艶でセクシーながらも、ふんわりと柔らかく…自分でもなかなか雰囲気のある部屋になったと思う。
(って別にそういう部屋で抱かれたいとかそういうわけじゃなくて!)
心のなかで否定するも、あの部屋のイメージを思い出す度浮かび上がる顔が憎い。