社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。



「なーんで俺のこと、避けるわけ?」

「…避けてないです。離してください」

「避けてるでしょ。目も合わせないし」

「…、」



問いただすようにじっとこちらを見つめる目と、痛いくらいの力で掴む大きな手。



(…やだ)



見ないで、触れないで





「…やめて」

「何で?」

「っ…」





そう思う気持ちとは裏腹に、彼は捕らえて離さない。




「嫌いなの!!」



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