社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「確かにあいつは見た目はいいし仕事は出来るし、憎めないっつーか…友達としてはいい奴だと思うけど」
いい人、憎めない人
だけど
「けど女に関しては正直…だらしないっつーか、ダメな奴っつーか。真面目な美和とは真逆だから」
「……」
「お前が傷付くのは、目に見えてる」
(…わかってる)
私がぼんやりとその姿を思い浮かべる間も、彼は他の誰かといて
その姿に悲しくなっている時も、他の誰かにキスをしてる。
わかってるの。
悲しいだけ、つらいだけ
『本気になるなんて、無駄』
わかってる、けど