社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「俺、昔付き合ってた人がいてさ」
「……」
「20歳頃のことだったかな。美人で気が利く人でさ、いつも笑ってる人だった」
それは、彼の初めて話す過去
「…ガキのくせに、一丁前に本気だったんだよね。その人の為なら何でもしてあげたいと思ったし、それを喜んで受け入れてくれてた。結婚だって考えてた」
『昴、明日デートしようよ』
『あー、明日は友達と用事あってさ…』
『…ダメ?』
『…わかった。友達には言っておくから』
『やったぁ、昴だいすきーっ』