社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
慣れた手つきで淹れたコーヒーを飲む私の隣で、同じようにコーヒーを飲みながら煙草を吸う彼の姿が少し意外で
『…煙草、吸うんですね』
『うん。意外?』
『はい。吸ってるの、見たことなかったから』
『たまーにしか吸わないからね。…リラックスしてる時にしか吸いたいと思わないの』
そう微笑った顔が、今までの印象とは違うもので
穏やかというか、安定というか…言い表せないけれど愛しいと想った。