社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「おい、美和」
「…?」
すると突然呼ばれた名前に振り向くと、そこにいたのは拓真だった。
「?どうしたの?」
「お前この前の飲み会、途中で氷室と消えただろ」
「えっ…あぁ、結構酔ってたみたいだから。送って行っただけ」
「本当か?大丈夫だったんだろうな」
「……」
…拓真にも、きちんと言った方がいいよね。言い方はキツくても心配してくれてるわけだし。
「拓真、ちょっと来て」
「?」
そう決意して、私は拓真の腕を引っ張りその場を歩き出す。