社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「それでも…拓真のことは選べない」
傷付くのは痛い。叶う見込みもない。
でも、だから逃げるのは違うから。
「気持ちは、変わらない」
呆れられるかもしれない。
けど、それでもいい。想いのままに動くことにした。
もう迷わない、揺らがない
『やっぱり無難より情熱的じゃないと』
「何でっ…」
「…へぇ、そうなんだ」
「!」
すると突然響いたのは、聞き慣れたその低い声。