社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「あ、今日の爪可愛いね」
「本当ー?」
話しかけて、手に触れて
「髪にごみついてるよ」
「えっ、どこどこ?」
髪を撫でて
「何か少し痩せた?」
「わかる?ダイエットしてるのー」
腰に手を回して…
(っていちいち触る必要ないでしょ!!)
その仕草一つ一つが、余計その軽さを見せつけて苛立たせる。
「あ、宇浦」
「?はい?」
すると、かけられた声に私は藤原さんの方を向く。