社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「宇浦」
「?」
ある日の午後、会社の廊下で呼ばれた名前に振り向くと、そこには藤原さんがニヤニヤとした笑みで立っていた。
「?何ですか」
「お前この前提出した特集、『抱きたくなるオンナ』の部屋見たぞ〜。良かったじゃねーか」
「そうですか。ならよかったです」
「いやーやっぱり俺が見た通りお前はああいう系統が上手いな!いやらしすぎない感じがいい!」
「……」
「大きめのページに載るよう推薦しておくから。楽しみにしとけー」
藤原さんはそう機嫌良く私の肩を叩き、その場を去って行った。